東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の被災地のために 今できること

被災地から離れた場所でニュースをご覧になり、続々と発表される被害の大きさに戸惑い、心配で気が気でない方、遠くから大災害を見守るしかないという状況をもどかしく感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
「今すぐ何かできることがしたい」と考えていらっしゃる方に、今、私たちにできることをまとめました。

「今すぐできること」

◆募金

募金を装った詐欺に注意し、義援金が確実に被災地へ届くよう、信頼できる団体を通じて送金しましょう。
募金手段の吟味にはGoogleサイトに作られている以下のまとめサイトが便利です。
募金情報まとめ 平成23年東北地方太平洋沖地震

また、みんなの党でも、「東北地方太平洋沖地震」「大津波」などにより、被災された方々を支援するため、募金を開始しております。
見かけられた方は、何卒ご協力をお願い致します。

なお、日本赤十字社での義援金の受付は、3月14日に開始しました。
日本赤十字社(http://www.jrc.or.jp/)のHPはアクセスが集中し現在はサイトが表示されにくくなっています。
具体的な目的がない方はアクセスを控えてください。

◆献血

どんなに科学・医学が進歩した現在でも血液を人工的に作り出すことは出来ず、また、血液は生きた細胞なので長期間の保存はできません。たとえ実際に自分の血液が誰かに輸血されることがなくても、常に新鮮な血液が各所に豊富に用意されていることが重要です。

ただし、献血には体調や体重、旅行歴なさまざまな基準が設けられています。混雑が予想される献血ルームで職員の手をわずらわせないよう、献血できる条件を確認の上、献血ルームへ行ってください。
(参考) 日本赤十字社 兵庫県赤十字血液サンター 献血できる条件

「してはいけないこと」

ここからは、「してはいけないこと」について掲載します。みんなで分け合えば、できること。

◆必要以上の物資を買い占めないこと

首都圏を中心に食料品など生活関連物資の買い占めが起き、
被災地への物品の供給や支援物資の搬送に影響が出るおそれが懸念されています。物資が不足すれば、 しわ寄せを受けるのは被災地の人々です。
また、買占め行動は、周囲の人々を不安にさせ、「売り切れる前に自分も買うべきかもしれない」という連鎖反応を起こします。
ガソリンを入れに行こう、水や電池を買いに行こうとする前に、その行動が 誰にどんな影響を与えるかを考えてください。
消費者庁の物価担当官会議(平成23年3月14日)では、「生活関連物資は安定供給できるだけの十分な量、備えがある」と発表しています。無用な買占めは控えましょう。

◆むやみに被災地へ向かおうとしないこと

被災地と、被災地へのルートを混雑させないことが重要です。
自衛隊や警察や消防、医師や災害救助のプロなど、まずは人の命を救うことができる者が現地へ到着できることが最優先であり、素人がむやみに被災地へ向かうべきではありません。
日本赤十字社などによりボランティア受け入れのインフラを整備されるなど、相手先の受け入れ態勢が整うのを待ち、必要とされてから行くようにしてください。

◆回線や道路や鉄道を混雑させないこと

親族の安否確認が取れた方、被災地に親族がいないという方は、むやみに被災地の知人に連絡を取ろうとしないでください。まだ親族や恋人の安否がわからないという方々のために電話回線を混雑させないことが重要です。
また、サーバを落とさせないよう、アクセスが集中しそうなサイトの閲覧は控えてください。テレビやラジオからでも収集可能な情報はあります。本当にその情報を必要としている方に情報が届くよう、工夫して情報を収集しましょう。

◆むやみに情報を拡散させないこと

Twitterやチェーンメールの情報をむやみに信用して拡散したりメールを転送したりせず、情報源を確かめ、拡散させる前に「その情報がデマだった場合誰に迷惑になるか」ということを考えてください。
これまでに「コスモ石油火災により東京に有害物質の雨が降る」「自衛隊が救援物資を募集している」などさまざまな誤情報が出回っています。

情報過多になれば本当に必要な情報を見落とす危険性もありますので、情報を拡散させる前に一呼吸し「本当に広める必要がある情報か」を考えてみましょう。

◆むやみに救援物資を送ろうとしないこと

現在、個人からの支援物資はいずれの機関も受け付けておらず、輸送経路も確保できていません。
阪神淡路でも新潟中越でも、大量のゴミとなり、処分に困ったと聞きます。
また、被災地に「支援物資を受け付けているか?」という問い合わせをするだけでも、対応に追われている方々の手間となりますので、行政機関あるいは支援団体などからの案内があるまでは、現地への発送・問い合わせなどは控えて下さい。

また、行政機関あるいは支援団体などによる援助物資募集が開始された場合は、出来るだけ受ける側の負担にならない様、下記の点に注意してください。
 ・送る際、援助物資であること、その内容・個数のリストを表に明記。
 ・一つの箱に一種類の物資を梱包するなど、仕分け時の負担を少しでも少なくする。
 ・ゴミが少しでも少なくなるよう、不必要な包装類は外しておく。

【役立つ義援品】

●赤ちゃん用品
オムツ/おまる/熱さまシート/紙オムツ/粉ミルク/離乳食/離乳食スプーン/哺乳瓶/ミルトン(哺乳瓶消毒液)/ガーゼハンカチ/肌着 /だっこひも/赤ちゃん用果汁/紙オムツ(パット型)/おしりナップ(おしり拭くナプキン)/マグマグ/食事用エプロン/ベビーローショ ン/ベビーオイル/
●生理用品…生理の人用だけでなく、ガーゼにもなる。また、薄い生理用品は下着の替えがない時に便利です。
●軍手・厚手の靴下(寒さを凌ぐにも便利。ガラスや食器が散った家の片付け時に役立ちます。)

「レンジー」様より

軍手は純綿が良いですよ。科学繊維が入っているものは熱で融解して火傷をする危険があります。

●いらない眼鏡やコンタクトのケア用品
●ブルーシート(テント代わり、壁屋根補修など様々な用途に使用できます。)
●サランラップ(お皿にサランラップを敷けば、食器が洗えなくても何度も使用できます。)
●紙コップ、紙皿など、使い捨ての食器
※ 食べ物や毛布、水など、かさばる物や保存日数が限られる物は、物資を配布する方の負担が大きくなりますので、控えたほうが良いかもしれません。

支援物資について

お線香などの明らかに支援物資には入らないようなものが不足しているとのことでした。
現地にボランティアで行かれてる方より

「その他のこと」

◆節電について

東日本と西日本では、電気の周波数が異なります。東日本に関西電力の電気を送るには、周波数を変換する必要がありますが、この周波数変換施設の容量には上限があります。
関西電力HPにて「平素より皆さまには省エネ・節電にご協力を頂いておりますが、今のところ、お客さまに更なる特別な節電をお願いするような状況にはございません。」と発表されておりますので、もし関西電力から特別な節電の要請があった場合には協力しましょう。

限られた資源や人手を、それが最も必要とされている場所へまわせるように、私たちは落ち着いて行動することが肝心です。
事故や火事を起こさず、病気やケガをせず、健康管理に十分気をつけ、必要とされたときに助けとなることができるよう、元気でいましょう。

また、個人レベルで出来る支援についてさらに情報をお持ちの方は、是非ともお教えいただけると幸いです。
ご連絡はこちらまで